夏も終わりに近づき、台風の時期がやってきました。
台風は・・
暖かい海水から蒸発される水蒸気をもとにして発生します。
海の上じゃないと殆ど発生しません。
そのため、海水温が上昇する夏~秋にかけてよく
発生するということになります。
実際には春にも台風は発生しますが、日本付近に近づく事は少ないため、
夏から秋が多いと感じるのです。
台風の進路・・・
雲のかたまりは空の上のほうの風に流され、地球の自転の影響もあって
北へ向かう性質をもっている。
もし上空に強い西風(偏西風)がふいていると、
台風は速い速度で北東へ進み
そして日本に近づきます。
温帯低気圧って・・・
温帯低気圧は相対的に軽い暖気が上方へ、重い寒気が下方へと移動する際に
解放される位置エネルギーによって発達する低気圧のことです。
熱帯低気圧とはエネルギーの構造が変わってきます。
温帯低気圧になった場合は弱まらないで、
風の範囲や雨の範囲が広くなったりしますので、
温帯低気圧になった時はさらに注意が必要です。
台風と熱帯低気圧・・
台風とは熱帯低気圧のうち中心付近の
最大風速が34ノット以上のもの
と定義されています。
また中心付近の最大風速が
34ノット未満のものは、熱帯低気圧と呼ばれます。
両者の違いは、
中心付近の最大風速が34ノットという閾値以上か以下か、
という点です。
熱帯低気圧から台風に復活することもあります。
気圧とは・・
地球をとりまく空気の重さによって生まれる圧力のこと。
まわりとくらべて圧力が大きいときは「高気圧」で、
時計回りに風がふいて天気が良い。
小さいと「低気圧」とよび、反時計回りに風がふきこんで天気が悪くなる。
台風のときは気圧が低いほど、雨や風が強くなることが多いです。
気圧の単位は、フランスの科学者で気圧や圧力の伝わり方を考えた
パスカルにちなんで、「hPa(ヘクトパスカル)」で表します。
台風が温帯低気圧に変わったからといって安心はできません。
引き続き注意が必要です。